6月の暦行事のご案内

6月10日 時の記念日

時計 時間を尊重する意識をもってもらおうと、1920年に生活改善同盟会が6月10日を「時の記念日」に制定。
日本書紀によると、6月10日に天智天皇が近江の大津宮(現在の滋賀県大津市)に初めて水時計の時計台を設置。
当時は2人交代で水時計の水の量をチェックし、鐘や太鼓で時報を鳴らして人々に知らせていたそうです。

「おやつ」のゆらい

かつて宮中では時刻を太鼓の音により知らされており、食事は通常は1日2食だったが、太鼓の音が8つ鳴らされる時間(午後1時~3時)になるとおなかがすいてる。
そこで軽く間食を取ることが多く、それを「御八つ」というようになりました。

6月11日頃 入梅

雨降り 「梅雨入り」ともいい、暦の上では入梅は夏至(昼が一番長い日)の約10日前頃になります。
「梅雨」という言葉は、ちょうど梅の実が熟す頃に雨が降ることからつけられたといわれています。

6月第3日曜日 父の日

子供が父親に対する「感謝の気持ち」を表す日。1909年、アメリカのワシントン州に住む、ジョン・ブルース・ドット夫人が「母の日が制定されたのに父の日がないのはおかしい」牧師教会へ提唱したのがきっかけ。
1916年に当時のアメリカ大統領のウィルソン氏に認知され、1972年にはアメリカで正式な国民の祝日となりました。

父の日には何をあげればいいの?

父親の背中 母の日のカーネーションのように特定はされていませんが、ドット夫人が父親の墓前に白バラを供えたことから、一般では赤や黄色、白バラを贈ることが多いようです。
日頃の感謝の気持ちを綴ったカードなどが一番喜ばれるとおもいますよ。

6月21日頃 夏至

雨降り 一年の中で最も昼間が長く、夜が短くなる日。最も昼間が短く夜が長くなる冬至(12月22日頃)に比べると、昼間の時間差は4時間50分もあります。
「夏に至る」で、暦では夏に当たりますが、実際は梅雨の真っ最中です。

6月30日頃 夏越えの祓(水無月の祓)

一年の半分にあたる6月30日に、魔除けや不浄などを払う行事。
神社にある茅の輪をくぐり、頂いたお札を神棚に供えて無病息災を祈ります。
暑い夏を無事に越せるように、そいて7月のお盆を前に心身を浄めるという意味もあります。

茅の輪の由来

蘇民将来はスサノオノミコトに宿を供して苦境を救ったときに、「もし疫病が流行ったら、茅の輪を腰につけると免れる」と教えられた。
結果、疫病から免れ、子孫共々栄えたといわれている。


梅雨の6月なのに、なぜ水無月?

梅雨 旧暦の「水無月」は、現在の新暦でいうと7月頃にあたります。諸説ありますが、7月は真夏の日照りの暑さで水が涸れるためミズナシの月として、水無月といわれたそうです。