4月の暦行事のご案内

4月1日 エイプリル・フール

びっくり 嘘をついてもジョークとして許されるという日。由来にはいろいろな説がありますが、ヨーロッパでは18世紀ごろに広まり、日本に広まったのは大正時代。
「四月馬鹿」「不義理の日」ともいいます。


4月上旬 入学式

入学式 生徒が学校に入学す儀式。昔、高等教育学校や師範学校の先生はほとんどが欧米人で、欧米の制度を取り入れていましたため、日本の学校の入学式は9月でした。
しかし、国が4月1日から翌年の3月31日を「年度」としてくくり、国から補助金をもらっている学校は国に合わせざるを得ないため、入学式および新学期は4月上旬になりました。

4月1日生まれは年上じゃないの?

4月1日生まれの人は、その学年の中では最初に生まれた月だから一番年上だと思われがちですが、学年の区切りは4月2日から翌年4月1日まで。
よって、誕生してからの年数はいちばん短く、実質的には年下になります。

ランドセルの歴史

明治18年、学習院でリックサックに近い形の”ランドセル”を採用。
2年後に当時の内閣総理大臣、伊藤博文が大正天皇の学習院入学をお祝いして、箱型ランドセルを献上したのが始まりとされています。

3月下旬~4月上旬 花見

花見 もともとは、 春の農業に先立つ豊作を祈願する行事。
山の神とともに花を見ながら持ち寄った酒やご馳走で宴を催しました。
桜の開花の時期に春の訪れを喜び、神に感謝する儀式として始まったといわれています。

なぜ桜だけがもてはやされるの?

淡紅白色の花びらが咲き誇ったあとの、散りぎわのいさぎよさが日本人の気質なかなっているようです。

4月8日 花祭り

坊主 灌仏会ともいい、お釈迦様の誕生を祝う行事です。
お釈迦様の誕生を再現するインドで行われた仏事で、日本では仏教伝来以来の歴史があります。

4月8日 虫よけ呪まじない

アリ この頃は、気温も上がり虫が出てくる季節。
さまざまな言い伝えがありますが、花祭りの甘茶で墨をすって字を書くと、虫除けになるといわれています。

4月13日 十三詣り

地蔵 数え年13歳(厄年)に成長した男女が厄難を払い、知恵を授けてくださるように虚空蔵菩薩を参拝する行事。
13歳は12の干支が一巡し、自分の干支に回ってくる初めての年で、子供から大人へと成長する時期。
女の子には大人の着物(本裁ち)を着せて、大人になるのを祝い祈ります。

「13」という数字の意義

「13」はキリスト教では嫌われている数字。
しかし、仏教では、死後に13人の仏様が浄土へと導いてくださるというありがたい数字であり、最後の13人目の浄土へと導いてくださるのが虚空蔵菩薩といわれています。