11月の暦行事のご案内

11月7日頃 立冬

冬こもり 二十四節気のひとつで、この日から冬にはいります。日が短くなり、冷たい風が吹き始め、北国や山では初雪が降る頃です。
暦便覧には、「冬に気立ち初めていよいよ冷ゆればなり」とあります。

11月酉の日 酉の市

とり もともとは酉の祭と呼ばれ、江戸近郊の農村の収穫祭が始まりだといわれています。
昔は村の鎮守の鷲神社に収穫を感謝し、鶏を奉納していました。
やがて市が立ち、農作物や農具などが露店に並ぶようになりました。
11月最初の酉の日が「一の酉」、12日後の2巡目の酉の日が「二の酉」と呼ばれ、3巡目の「三の酉」まである年は、火事が多いといわれます。
「三の酉」の頃のなると寒さが増し、火を使う機会が増えることから、注意を促していると考えられています。

11月15日 七五三

着物 子供の成長を祝うため、子供に晴れ着を着せて神社などに詣でる日。男児は3歳と5歳に、女児は3歳と7歳に行います。
もともとは「髪置」「袴着」「帯解」の儀式に由来。
昔は幼児の死亡率が高く、「七歳までは神の子」といわれ、7歳になって初めて人間の世界に参加するという考え方があったようです。

11月第3木曜日 ボジョレー・ヌーボー

ワイングラス ボジョレー・ヌーボーとは「ボジョレー地方の新しいワイン」という意味。
フランスのボジョレー地方で、その年に収穫したガメイ種の葡萄から作るできたてワインをさします。
毎年11月の第3木曜日に世界でいっせいに飲めるようになりますが、日付変更線の関係で一番早く解禁日を迎えるのが日本になります。

11月23日 勤労感謝の日

温泉 1948年に、「勤労を尊び、生産を祝い、国民がお互いに感謝し合う」ことを趣旨として、新憲法にのもとに制定された国民の休日・旧憲法ではその年の収穫を祝う、宮中の新嘗祭にちなんだ休日とされていました。