尾張名古屋は城でもつ。誰もが認める名古屋のシンボル!
1612年(慶長17年)徳川家康の子義直の居城として築城されましたが戦災で焼失。
1959年(昭和34年)金のシャチのある五層の大天守閣と小天守閣が再建されました。
現在本丸御殿の復元工事を進めており、平成25年5月から「表書院・玄関」の公開が始まりました。
平成30年にはすべて完成予定。月・水・金・土・日・祝日は工事の様子が真近に見られます。
名古屋城は姫路城、熊本城とともに日本三名城の一つとして有名です。
歴史的には徳川家康が天下統一の最後の布石として築いた城で、徳川御三家の一つの尾張徳川家17代までの居城として明治まで利用されていました。
伊勢音頭で「伊勢は津でもつ、津は伊勢でもつ、尾張名古屋は城でもつ」と詠われています。
徳川家康と服部半蔵忍者隊
「本能寺の変」の際徳川家康が、明智軍から逃れるため危険な伊賀越えを決行した時、忍者の護衛のもと家康は無事岡崎城に帰還した。
この一件で、家康は服部半蔵を忍者隊の頭領に任命した。
今でも皇居に半蔵門があるのはその時の感謝を忘れていないからだと言われています。
週末には演舞(殺陣)などのパフォーマンスを行ってます。
愛知県庁
洋風建築の躯体の頂部に城郭風の屋根を載せた近世代の建物で、名古屋城や名古屋市役所との調和に配慮したデザインをしています。
1933年6月6日に竣工し、2014年に国の重要文化財に指定されました。
外壁は、2階の窓下までは花岡岩貼、その上部6階窓下までは黄褐色のタイルを使い、愛知県が陶磁器どころだという意味を込めています。
6階の壁面には白色の磁器タイルを用いて、城の白壁を想起させています。
基礎階をあらわすため、1階は花岡岩貼と擬石貼とし、2階以上の中間階は黄褐色四丁掛テラコッタ貼、6階壁面は白色磁器モザイクタイル貼、その上端部は銅板の瓦屋根でおさえ、3層構成としています。
正面中央部の壁面を少し前に出し、その上部(6階)に切妻屋根を載せ、背後の屋上階の入母屋屋根とともに、風格ある外観を造り出しており、名古屋市役所と比較すると、より城郭的な色彩が濃くなっています。
最初の愛知県庁は、明治2年(1869)に名古屋城内の旧藩臣邸の設置されましたが、明治10年(1877)に南久屋町、明治33年(1900)に南武平町へと移転し、昭和13年(1938)に現在の庁舎となりました。
ちなみに、昭和45年に現在の県警本部が建てられるまでは、警察は県庁舎内に置かれていたので、地下には留置場が設けられていました。
講堂(旧議場)
主に、職員の仕事始め式や県民の表彰式など、各種式典を行います。
当初は県議会の議場でしたが、新しい議会議事堂ができたことにより、講堂として使われるようになりました。
貴賓室
皇族や海外からの賓客などの表敬を受ける際に使用します。
ベルギー国王も平成28年に来賓されました。
木村拓哉さんがドラマ「A LIFE~愛しき人~」で、ベルギー王室の人の手術をした主人公を演じていましたね。
ベルギー王国「フィリップ国王」のサインです。
知事室
竣工当初からここで歴代知事が執務を行っています。
愛知県観光PRキャラクター「ひでっち」です。
愛知県庁内にある「食堂」です。
気軽に行けないの所ですが、建物同様に格式ある食堂でした。
食堂はセルフサービスです。
お値段は普通ですね。
窓から名古屋市役所を見ながら、コーヒーを美味しくいただきました。
ちなみに、コンビニもありました。
2016年の伊勢志摩サミット時に来賓した各国首脳のサインです。
各国首脳のサインは来日時のものです。
めったに見れないので、いい経験しました。
日本の内閣総理大臣「安部晋三」様のサインです。
アメリカ合衆国大統領「バラック・オバマ」様のサインです。
フランス共和国大統領「フランソワ・オランド」様のサインです。
ドイツ連邦共和国首相「アンゲラ・メンケル」様のサインです。
英国首相「デービット・キャメロン」様のサインです。
イタリア共和国首相「マッテオ・レンツィ」様のサインです。
カナダ首相「ジャスティン・トルドー」様のサインです。
欧州連合理事会議長「ドナルド・トゥスク」様のサインです。
欧州委員会委員長「ジャン=クロード・ユンカー」様のサインです。
スリランカ民主社会主義共和国大統領「マイトリーパーラ・シリセーナ」様のサインです。
パプアニューギニア独立国首相「ピーター・オニール」様のサインです。
ベトナム社会主義共和国首相「グエン・スアン・フック」様のサインです。
国際連合事務総長「潘基文」様のサインです。
ラオス人民民主共和国首相「トンルン・シースリット」様のサインです。
国際通貨基金専務理事「クリスティーヌ・ラガルド」様のサインです。
経済協力開発機構事務総長「アンヘル・グリア」様のサインです。
アジア開発銀行総裁「中尾武彦」様のサインです。
名古屋市役所
現在の名古屋市役所は3代目の庁舎で、昭和天皇御大典事業として建設され、昭和8年9月6日に竣工しました。
外観意匠は、近代的なビルに和風の瓦屋根を載せた「日本趣味を基調とした近世式」とされ、一般公募(総数559通)の中から選ばれました。
外観の特徴は、中央にそびえる高さ53.5mの時計塔です。
二層の屋根を配した塔の頂上には、四方にらみの鯱が載せられ、名古屋城との調和を図った意匠となっています。
内部の意匠は名古屋城本丸御殿を念頭にしており、「木製部分に最高級のチョーク材を使い、欄間、扉の飾り金具、紋章は御殿の華麗さの生き写し」といわれましたが、戦時中の金属供出により、飾りの金具類のほとんどは残されていません。
当時の市庁舎としては突出した規模を誇り、特産のタイルを駆使した壁面で独動的な意匠を創り出すとともに、内部では伝統的な意匠を巧みに織り交ぜるなど、西洋的な建築様式に日本的な要素を取り入れた昭和初期の記念的庁舎建築として高く評価され、平成26年12月に隣接する愛知県庁とともに、国の重要文化財に指定されました。
名古屋市役所の正面です。
中央廊下は陶芸家「小森忍」の手がけた装飾タイルが使用されています。
廊下の壁面は落ち着いた色調、突き当りの壁面は華やかな色調のタイルで装飾されています。
突き当りにあるスペースは、建設当時は議場前広場として使われていました。
また、この廊下の窓ガラスは昭和初期に作られたために、完全な平面ではなく、表面が波打っていることがわかります。
エレベータにも歴史を感じます。
2階中央廊下の奥に、議場があります。
全国的にもめずらしい円形の議場となっており、議事が円滑に進むように、という思いが込められています。
貴賓室です。
北側にある飾り暖炉は大理石張りで、シャンデリアのかさの部分も、一見ガラスやアクリルに見えますが、、大理石を薄く加工して作られました。
内装は格調高く仕上げられ、ドラマ「華麗なる一族」では、大蔵大臣応接室として使われました。
貴賓副室をはさんで南側には貴賓化粧室があります。
壁や床は中央廊下と同じく小森氏が手掛けた青色のタイルで装飾されています。
貴賓室のトイレです。
市長室です。
広さは約50畳あり、応接室と会議室が隣接しています。
歴代市長です。
歴代市長です。
時計塔とその上の4体の鯱です。
4体の鯱が四方に顔を向けており「四方にらみの鯱」と呼ばれています。
「四方にらみの鯱」とは別に、瓦屋根には小さな鯱が8つと、その下には鬼の面が合計24個ついています。
名古屋市役所屋上から見える、名古屋城です。
通常は見学もできないところなので貴重な経験ができました。
名古屋市役所内にもコンビニはありました。
名古屋市役所は多くの映画やドラマなどの撮影場所として使われているんです。
映画「SPー革命編ー」で重要な撮影が行われました。